k-matsukawa516’s diary

野良猫のTNR活動

置き去りにされた猫ミッキーちゃん

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痛々しい姿です。貧しい高齢の母と、障害を持つ長男さんが2匹のオス猫を飼っていました。高齢女性は脳梗塞を発症して入院して、残された息子さんはグループホームに入所する事になりました。以前からホームヘルパーさんから状況を聞いていましたが母親の拒否が有り、かなり時間が経ってからキーパーソンの次男さんから、ケアマネジャーを通して猫の会に連絡が有りました。

 次男さんは、自分は母親と兄の世話で猫の事まで経済的にも物理的ににも手は回らないと言われました。出来れば処分して欲しいと言われました。それは出来ないと伝え、お兄さんから所有権を放棄してもらいとにかく捕獲して去勢手術すると伝えました。

 まず、猫の生存確認をする為お兄さんと待ち合わせ確認に行きました。お兄さんは優しい方ですが、オス猫2匹は去勢手術はせず家中マーキングをしていました。お兄さんがグループホームに一時入所してから2カ月以上経っていました。その間ヘルパーさんが、玄関に餌を置いてくれました。私はお兄さんと猫を探しましたが、亡骸も無いしトイレの窓が壊れていました。ヘルパーさんが置いた餌も無くなっているので生きているとと確信しました。

 私は前職で、ごみ屋敷に住む高齢者を何度も見ましたか、足の踏み場も無いほど荒れ果てた家でした。ご本人が介護や福祉を拒否していたそうですが、これは一歩踏み込むべき困難事例です。

 協力的な近隣に協力を貰い捕獲器を設置しました。1匹だけ捕獲出来ました。首に咬み傷が有りパックリ割れていました。去勢していないオスは戦ってしまうのです!手術をして首の傷の治療をしてもらいました。会のメンバーがミッキーちゃんを元に戻すのは可哀想で出来ないと言われました。会員宅に術後一時置き相談して、みなしご救援隊の栃木の終生飼養にお願いすることにしました。

中谷百合さんが代表の犬猫みなしご救援隊です。有料です。

 ミッキーちゃんは、栃木県に行きました。が、もう1匹は姿が見えず確認出来ませんでした。

  こうして置き去りにされる犬猫がかなり出ています。私が、もしもの時猫達の処遇を家族にお願いしています。