クロエちゃん
クロエちゃんは庭の花が満開の3月30日、虹の橋を渡りました。
クロエちゃんは、2020年6月役場経由で母猫と子猫がいるのでなんとかして欲しいとの連絡が有り先ず母猫のTNRをすることになりました。捕獲器に子猫が先に3匹入り、翌日母猫を捕獲しました。子猫は小さく手術が出来ないので、やむなく私が譲渡するつもりで保護しました。
母猫は、迷わずリターンしました。この時仲間のNさんは、このママ猫を保護するかどうか迷ったそうです。
子猫は全く懐かず、悪戦苦闘しました。当時私は沢山の子猫を抱えていて、この3匹に手こずっていました。キジトラ、メス2匹、オス1匹です。名前は、すず、リン、ポンと付けました。
すずちゃんは割と早く触れる様になり里親さんが決まりました。が、ポンちゃんリンちゃんは全く懐かずケージに入れっ放しは可哀想だったのでケージから出しました。それが間違いの元でした。リンちゃんは今だに全く触れません。
ポンちゃんは、少しだけさわれます。
こんなに小さく可愛いかったのに💕全て多忙と私の経験値の無さが原因です。
この子が、ガリガリに痩せて彷徨っていると連絡がありました。仲間に保護してもらいました。
2021年末の事です。
仲間のNさんが、『松川さんこの子は、すず、リン、ポンのお母さんですよ‼️』
本当だ‼️私がリターンした子でした。
哀れで、可哀想なので保護しました。
直ぐに少し遠い病院で診て貰いました。クロエちゃんの便がが曲がっているのでレントゲンで下半身を撮って貰うと、強い力が加わったとの事でした。交通事故か、蹴られたか分かりません。口が痛い為、フードが食べられません。
抜歯は、体重が少ない為麻酔から醒めない場合があるので出来ません。
ウイルス検査をしたら、エイズ陽性でした。白血病は陰性でした。
血液検査の結果、黄疸、腎臓、肝臓の数値が悪く、口の中も口内炎等で酷く受信したその日から、補液、注射、投薬が始まりました。
その病院はとても高価でなので、U動物病院に代えました。
U動物病院の獣医さんは、年末年始も毎日往診して下さいました。U獣医師は、神様だと思いました。
他のボランティアさんから補液の方法を教えて貰い、私が補液することになりました。
クロエちゃんの好きなフードは、匂いの強い色の付いた家の保護猫には与えていないメーカーの物でした。それも食べなくなり、あらゆるフードを買って試しました。
少しずつ回復して、少しのフードを食べられる様になりましたが、今年になり段々痩せて来ました。強制給餌もしました。
こうして、フードを置くと他の保護猫が食べてしまいます。
覚悟はしていたので、クロエちゃんの好きなウエットだけシリンジで少しずつ上げました。
無邪気なグーグーが、クロエちゃんに寄り添っていました。
お水も受け付け無くなり、2023年3月30日朝亡くなりました。
お世話になったU獣医師には、亡くなった事報告しました。
先生から、お返事が有りました。
【ご報告ありがとうございます。
個人的にもとても思い入れがある子なので寂しいです。
奇跡の復活から少しでも長く幸せな家庭で生活できて良かったです!】
私は、クロエちゃんに最善を尽くせたかな?と何時も思っていました。先生のお返事で少し気持ちが楽になりました。
クロエちゃんは好きなフードが出ると小さな声でミャッ❗️と、鳴くことが有りました。私が台所に立つと直ぐに走って来ました❗️
ほんの少しですが、食べました❗️
1日のほとんど、横になって毛繕いする事も無く、たまに猫テラスで日向ぼっこしていました。顔を拭いて目ヤニを取り目薬もしました。栄養が足りていないので、身体中汚れていましたので、清拭もしました。それもとても嫌がりました。
それでもクロエちゃんごめんね❗️
私が元気なうちは、あなたの子供のリンちゃん、ポンちゃんのお世話するね❗️
リンちゃん、ポンちゃんとクロエは、親子でしたが、離れた時間が有ってお互い分からないままでした。
クロエ
誰にも愛されず、隠れて隠れて餌を求めた猫生だったね‼️
クロエの様な野良猫が未だ沢山います。野良猫は勝手に増えた訳では無く人間が増やした結果なのです。人間ってつくづく無慈悲な存在だと思います。
私は、クロエに謝る事しか出来ません。
ゴメンね‼️クロエ‼️
何時もクロエが寝ていた場所にクロエはいません‼️
亡くなるって、こういう事なのですね……
忘れられない、子が又増えました。
1番元気だった頃のクロエちゃんです。
昨年、偶然親子で近くに居てまったりしていました。