k-matsukawa516’s diary

野良猫のTNR活動

猫の会として最後の仕事

私は有る町の猫の会に所属していました。

 今日は、猫の会として最後の仕事をしました。平成17年10月に多頭飼育崩壊した現場でした。高齢の貧しい女性が猫を増やしていました。本来なら猫の会が入れない現場でした。猫の会の許容範囲を超えていました。多頭飼育崩壊の現場は行政との連携無くして解決は不可能だからです。勿論このことは、当時知る由もなく後日知人から知らされました。隣町の愛護の方が入り、しかも会の方も入りました。猫は全部で24匹いました。仕方なく私も6匹の仔猫を保護しました。残りの仔猫6匹と成猫8匹は最初に入った会のメンバーが保護しました。そのメンバーの方は以前から保護した仔猫を譲渡に出さず結果、自身が多頭飼育崩壊になりました。

 これは良くあるパターンなのです。保護した猫に情が移り手放さなくなるのです。1人暮らしの女性は要注意です。金銭的に追い詰められ精神的にも追い詰められます。

 幸い川越の愛護団体と保健所の協力で、メンバーの家にいる猫20数匹を川越の愛護団体が引き取って下さいました。しかし全て捕獲出来ず、高齢女性の家には4匹が残っていました。残された猫4匹はメス2匹、オス4匹でした。会のメンバーがずっと餌やりをしていました。元の餌やりの高齢女性は昨年2月孤独死してしまいました。当然残された4匹は飼い主の死去も知らず唯そこに残されました。先日近隣から苦情が町役場に有り、猫を処分して欲しいとのことでした。メンバーと相談して4匹を捕獲して避妊去勢して、栃木県の終生飼養に出す事に決めました。決まれば直ぐに動きます。約10日で、全て終わり今日は現場の掃除に行きました。TNRは直ぐす。全部する。最後までする。が大原則です。

 あの4匹は栃木の終生飼養で、手厚く保護され美味しい餌を食べ安心して猫生を送ると信じています。