k-matsukawa516’s diary

野良猫のTNR活動

こてつ

 3年位前、「こてつ」は近くの1人暮らしのお爺さんさんが亡くなり、置き去りにされた茶トラのオス猫でした。大きくて強く、去勢もしていない為あちこちのメス猫に子どもを産ませていたそうです。捕獲して直ぐに、去勢手術をしました。

 うちのランちゃん、モモちゃんのお父さんだと思っています。リビングの窓から部屋の中をのぞいていました。餌を貰うまで動きませんでした。私は置き餌はしません。が、こてつが空腹なのが分かったので、外で餌を与えました。夏は木陰を探していましたが、冬は本当に可哀想でした。涙を目にいっぱい溜める姿は哀れでした。こてつはつくしを襲いましたので、家に入れる事は出来ません。つくしは一度、喉を噛まれ死にかけました。

 余りの寒さにケージに入れ、室内に置きました。懐かず、大暴れをして私に向かって威嚇するので室内には置けませんでした。

 昨年の 真夏の夕方、ふとクルミの木の下にこてつがいました。私の顔をじっと見つめるので、珍しいなぁと見たのが最後でした。毎日、窓越しに餌を貰いに来ていたのにあれからこてつは来なくなりました。

 亡くなったお爺さんさん!こてつにただ餌を与えるだけでは駄目です。人に懐くよう育てなくては駄目です。貴方の方が長生きするならともかく、残されたこてつがどんなに哀れか私は全部見ました。

 こてつの写メを探しましたが、哀れだったので消したような気がします。でも私の記憶にしっかりと残っています。ずっと忘れません。こてつ、天国でお爺さんに会えたかな…